錬心舘の型

少林寺流錬心舘 正流七法について

半月(セイサン)
:琉球王家指南官 松村宗棍(マツムラソウコン)
・鍛錬型で筋肉骨格を鍛える剛の型。
・錬心舘では最初に習う型で半月で始まり半月で終わると言われるほど重要な型。

南光(アーナンクウ)
:名人 喜屋武朝徳(キャンチョウトク)
・柔軟性と捌きを身につける柔の型。
・拳聖キャンチョウトクが完成したとも、台湾拳法の流れを組むとも言われています。
・少林寺流のみに伝わる唯一の型!
・基本の型ですべての基本的な技が入っている型と言われレベルによって受け取(と)りかたが、違う型。

汪輯(ワンシュー)
:琉球武官 真栄田義長(マエダギチョウ)

・気力、呼吸方法を体得し威厳を養成する型。
・一見単純だが重厚性、気迫、間合いのコツが組み込まれています。

鎮東(チントウ)
:琉球空手中興の祖名人 松茂良興作(マツモラコウサク)
・調和と俊敏性、優美性を身につける型。
・一説によると白鶴拳の流れといわれ別名岩鶴の型ともいわれています。

五十四歩(ゴジュウシホ)
:琉球指南官 松村宗棍(マツムラソウコン)
・緩急と均衡間隔を必要とする型。
・梅花拳、蟷螂拳、羅漢拳の名残を残している。拳士の闘う様と心情を物語にまとめています。

抜塞(バッサイ)
:琉球武官 親泊興寛(オヤドマリコウカン)
・要塞を抜いていく姿から抜塞の型。
・受け即攻撃の要素が型に含まれています。

公相君(クーシャンクー)
:北谷屋良親方 屋良利正(ヤラリセイ)
・中国のさっぽうしクーシャンクーが残した型。
・8人の敵と戦っている。正流七法の最後に学ぶ少林寺流空手道最高峰の型。